2006 |
11,29 |
まだ十七時だというのに、外は随分と暗かった。
吐く息が、白く、頬を撫でる風は冷たかった。
隣を歩く友人の、口数がいつもより少ないのは、寒さの所為だろうか。
それとも、僕が曖昧な返事しかしない所為だろうか。
・・・恐らく両方だろう。
寒さに震える声は、少しだけ悲しく、空へと響いた気がした。
「ほんとにさ、どうするの?」
「うん、どうしようか。」
先ほどから、同じ会話の繰り返し。
僕の中にはすでに、答えは出ている。けれども、それを口にすることはなかった。
口にしてしまえば、今までの関係はきっと、ウソだったかのように崩れてしまう。
確信はないけど、そんな気がした。
「どうして、濁すかな。」
「・・・ごめん。」
「謝って欲しいんじゃないけどさ。」
その声は、いつまでも優しかった。
――― いっそのこと、突き放してくれたらいいのに。
僕はズルイんだ。 いつまでも一緒にいたいと思いながら、自分だけ違う道へ進もうとしてる。
ずっと今のままでいたいのに、突き放してくれたらいいと思ってる。
矛盾しまくりだ。 でも、どちらもウソじゃない。
どうすればいいんだ。 どちらを、選べばいい?
どっちも手放したくないと思う僕は、欲張りなんだろうか。
「俺は、俺の意見は、」
「分かってるよ。」
選ぶことが出来るのは、一つだけ。
どちらか一つは、手放さなければならない。
「僕は、」
どちらも大切過ぎた。
だから、こんなにも悩んだんだ。
「 」
僕の答えに、キミは、笑った? それとも、怒った?
そんな感じです。今の僕。(ぇ
どっちも大切だから、どっちも失いたくないから、こんなに悩む。
決めるのは、僕自身だ。
悩むのが青春だ、と言われたけど、悩むだけが青春ではないと思いました。
だって悩むことならいつだって出来るじゃないか。
紅白は結構毎年楽しみにしてるんですが、去年?だっけ、のアナウンサーは酷かったよな・・・。
イントネーションがさ・・・、今年は中居くんとからしいから、まぁいいけど。
森昌子は昔のほうが歌、上手だったと思うんだけど、どうでしょう。
年末年始は通常番組が大幅に変更されるから、いろいろ狂いますよねー。