2006 |
12,16 |
«こいこころ。»
私が書いた日誌に、丁寧に目を通すその横顔を、ひっそりと眺める。
左右に忙しく動くその瞳が、私を捉えることはない。
いつの間にか、手の届かない人になってしまった彼に、
今更想いを伝えることなんて出来ないから。
私はひっそりと、彼への想いを消していくしかない。
積もった雪が溶けたら、水になる。
その水は、どこへ行くのだろう。蒸発してしまう? それとも、土に滲みこんで、なくなっちゃうのだろうか。
ならば、積もってしまった恋心は、溶けてしまったら、どこへ行くのだろう。
心の奥底まで滲みこんだら、なかったことになるんだろうか。
「いつもながら、完璧だな。」
日誌をパタンと閉じた彼は、そう言って薄く笑った。
あの子に向けられている微笑とは明らかに違うそれに、少し切なくなる。
いつになったら、私の恋は、終わるんだろう。
これから始まるのさ! ・・・なにがよ。(ぇ
恋なんて随分ご無沙汰な感じですが、たまにはこんなのでも如何でしょう。(何
しかももしかしたら初、女の子視点。というか、女の子登場というか。別に今まで女の子出したくなかったわけじゃないけどさ。
僕のお話には、実在するモデルはいませんー。多少影響される人はいるけど、別にモデルっていうほどでもないし。
つーか僕のコレをお話と読んでいいのか。いや、良くないよ。
SSよりも短いよ。SSSくらいだよ。(何
やっぱり、カテゴリ分けしたほうがいいかなぁー。
日常じゃないしね。
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