2007 |
01,09 |
«雨雲。»
どんよりした空。 冬だというのに、どこか生暖かい風が吹いていた。
黒い雨雲は、手を伸ばせば届きそうなくらい、近くにあるように思える。
降り出しそうで、降らない雨。
まるで、さっきから泣くのを我慢しながら歩いてる、こいつみたいだ。
そんなことを頭の片隅で思いながら、「傘持ってくりゃあ良かった」と少し後悔した。
「はっきりしない空、だね。」
「そうだな。」
少しだけ震えた声。 それでも、明るい声にしようとしているのが、ひしひしと伝わってくる。
もう少し気の利いた返事が出来たらいいのに。
けれど、どんな言葉を掛けたらいいのか、わからなかった。
降るか降らないか迷ってるなら、いっそのこと降ってしまえ。
そしたら、雨と、その音に紛れて、こいつは泣けるかもしれない。
(早く降っちまえ。)
そう思いながら、俺は重い空を睨んだ。
多分、なんかの勝負で負けて、悔しいんだと思います。(曖昧
男の子の友情話が好き。LoveよりLikeだと思う。(ェ
普段泣けないけど、水があれば泣けるってやつです。
雨とか風呂の中では泣けちゃうような気がするよ、みたいなね。(なんだそれ
我慢しないで泣けばいいと思うよ、僕は。
悔し涙を流したら、強くなると思う。 次は勝てるよ。
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